一般社団法人 日本血液製剤機構 理事長 中西英夫 様

薬害エイズ裁判和解29周年記念集会開催にあたり、被害にあわれ、亡くなれた方々にあらためて哀悼の意を表しますと共に、今なお被害に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。

弊機構は、血漿分画製剤の安全性と信頼性を高めることを最優先とし、献血血液による国内自給の達成への貢献と安定供給を目指し、日本赤十字社と株式会社ベネシスの血漿分画事業を2012年に引き継ぎ、営利を目的としない一般社団法人として事業を開始いたしました。

薬害エイズ事件は、日本における医薬品の安全性と信頼性を失墜させた大きな事件です。弊機構は責任ある企業としての自覚を持ち、基本理念である「善意と医療のかけ橋」に基づき、献血者のこころを伝える高品質な製剤を目指し、常に患者様の思いを胸に、安心・安全を最優先とした医薬品を製造・供給し、これからも広く皆様の意見を拝聴し、皆様の健康と信頼を守るため、誠心誠意、精進してまいります。