薬害エイズ和解記念集会
参議院議員 川田龍平 様
本日、「薬害エイズ裁判和解29周年記念集会」が開催されますこと、心よりお慶び申し上げます。また、記念集会の開催にご尽力された関係各位に、深く敬意を表します。
29年前の薬害エイズ裁判における和解は、薬害を引き起こした国の責任に対し、司法の判断が下された歴史的な瞬間でありました。この和解を契機として、差別と偏見の解消が強く求められ、ワクチン行政に対する国民の厳しい目が注がれるようになりました。そして厚生労働省に建立された誓いの碑には、「決して薬害を起こしてはならない」という不退転の決意が深く刻まれております。しかしながら、国が全ての薬害に対して、いかなる対策を講じているかについては、依然として注視すべき点があると認識しております。
私は今、国会という場において、政府に対し情報公開と予防原則の徹底を求め、日々奮闘しながら取り組んでおります。今後も皆様と共に、安全で安心して医療を受けられる社会の構築に向け、断固たる決意をもって闘い続けることをお誓い申し上げ、本日の記念集会の盛況を心よりお祝い申し上げます。