薬害エイズ和解記念集会
一般社団法人 日本血液製剤機構 理事長 石川隆英 様
薬害エイズ裁判和解28周年記念集会開催にあたり、被害にあわれ、亡くなられた方々にあらためて哀悼の意を表しますと共に、今なお被害に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
弊機構は、「善意と医療のかけ橋」を基本理念に血漿分画製剤の国内自給達成への貢献と将来にわたる安全な血漿分画製剤の安定供給を目指し、日本赤十字社と株式会社ベネシスの血漿分画事業を2012年に引き継ぎ、事業を開始いたしました。
薬害エイズ事件は、日本における医療の安全性と信頼性を失墜させた大きな事件です。当機構では、全役職員を対象に薬害教育を実施し、薬害は絶対に起こさないという強い決意の下、職員一人ひとりが高い倫理観と使命感を持ち、善意の献血血液を、安心・安全な形で患者さんへお届けするため、安全な製剤の安定供給をこれからも継続し、国民の皆様の健康を守るためにより一層の努力を重ねてまいります。