薬害エイズ和解記念集会
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 病院長 杉山温人 様
薬害で大切なご家族を失われたご遺族の皆様に、心よりお悔み申し上げます。また、今回の和解27周年記念集会を開催された原告団の方々へ、今年の集会も実りあるものになりますようご祈念致します。
ACCが開設されてから25年が経過し、その間、国立国際医療研究センター病院は総合医療・全身診療を基盤として全科体制で、薬害被害者の皆様とACCの診療を全力で支えて参りました。近年の救済医療は一般の悪性腫瘍や生活習慣病も問題になってきており、当院の全科体制による総合医療が役立っていると伺っております。
長年に亘ってHIV診療に貢献されてきましたACCセンター長の岡慎一先生が今年度末で定年退職されますが、新体制になった後も、センター病院は今までと変わることなく薬害被害者の皆様とACCの診療を支えていく所存でございます。
新型コロナが若干落ち着いてきたように見えますが、まだまだ油断はできない状態です。和解記念集会にご参加の皆様におかれましても、ご自身のご健康に引き続きお気をつけていただきますようお願い致します。