薬害エイズ和解記念集会
一般社団法人 日本血液製剤機構 理事長 石川隆英 様
薬害エイズ裁判和解26周年記念集会開催にあたり、被害にあわれ、亡くなられた方々にあらためて哀悼の意を表しますと共に、今なお被害に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
弊機構は、血漿分画製剤の国内自給達成への貢献と将来にわたる安全な血漿分画製剤の安定供給を目指し、日本赤十字社と株式会社ベネシスの血漿分画事業を2012年に引き継ぎ、事業を開始いたしました。
薬害エイズ事件は、日本における医療の安全性と信頼性を失墜させた大きな事件であり、血漿分画事業を引き継いだ弊機構は、二度と繰り返されないよう薬害教育の徹底を行い、安全・安心を最優先とした血漿分画製剤の安定供給に努めてまいります。
1996年の和解成立から26年が経過しましたが、薬害は絶対に起こさないという強い決意の下、職員一人ひとりが高い倫理観と使命感を持ち、国民の皆様の健康を守るべく、より一層の努力を重ねてまいります。