薬害エイズ和解記念集会
国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 理事長 國土典宏 様
今年度は、ご遺族に焦点を当てた集会と伺っております。まずは、ご遺族の方々に心よりお悔やみ申し上げます。また、和解時の思いが風化することのないよう、毎年和解記念集会を開催しておられます原告団の方々に敬意を表します。
この2年間NCGMは、国からの命を受け、世界的なPandemicを引き起こした新型コロナウイルス感染症に真っ正面から取り組んで参りました。そのため、時には新型コロナウイルス感染症以外の診療を制限せざるを得ない場面があり、ACC病棟を一時的に閉鎖する状況に陥ったことを大変心苦しく存じております。このことに対し、原告団の方々からご理解をいただき、あたたかく励ましていただいたと伺っております。
さて、時を経てもご遺族の悲しみは消えることが無いと思います。この様な機会に、今後の支援に関し討論の予定とのこと、少しでも良い方向が見られますよう願っております。
和解記念集会という大事な集まりであっても、従前の様にみんなが集まっての集会ができず、大変なご苦労をおかけしていると推察いたします。この様な状況を克服してでも実りある集会となりますことを祈念いたしております。