Pick up!血友病
Q10の回答
まず、血友病にかかわらず、ジュニアのスポーツ少年団での外傷(急性外傷・慢性外傷)は問題になっています。その点では少年野球が進んでおり、野球肘検診や、投球制限があるのはご存じかと思いますが、バスケットボールでも、協会や専門家が、外傷予防の情報を発信するようになっています。十分なストレッチや準備運動、そして異常時の十分な安静が重要と言われています。「バスケットボール」「けが」「予防」「ジュニア」「ユース」などで検索してみてください。コーチなどにも相談してみてください。
さて、すでに、「歩き方が変」なのであれば、かかりつけ医を通して、ぜひ理学療法士に歩行や階段昇降をみてもらい、具体的な対策を教わりましょう。親には言わなくても、直接理学療法士には、実は痛いとか、本人も相談するかもしれません。
もし、「大丈夫な時とそうでないときがある」のであれば、「どんな時に変な歩容なのか」を分析してみてください。例えば、起きてすぐ降りてくるときにはおかしくて、日中や夕方には問題なく元気なのであれば、朝起きてすぐのストレッチ(それは血友病があってもなくても、バスケットボール選手として良いことですよね)が良いと思います。ジュニア向けバスケットボールの本にも、ストレッチ指導などは載っているはずです。いっぽう、例えば、試合の後や翌日に、歩き方が変なのであれば、試合での過負荷が考えられます(ジュニアの外傷は練習よりも試合で起こることが多いと言われています)。かばっている関節はどこなのか確認しましょう。そしてその関節に関しては、事前のストレッチや準備運動の充実、試合後の安静や冷却、翌日もできれば安静にすることで、早期に改善するかどうかを見ていくことになります。折々に、医師や理学療法士にご相談ください。