2012年 新春のお慶びを申し上げます みなさまのご多幸を心よりお祈り申し上げます
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- 2012.1. 1
2012年 新春のお慶びを申し上げます
HABATAKI 2012年 どう描く
新しい年、まだ先が見えていませんが、日本の社会保障の屋台骨をつくるた
め、ようやく消費税をしっかり確保していく方向性が出てきたと思えます。
相応の負担で、自分たちの国を自分たちで支えていき、競争しながらも相互
扶助の象徴たる国民皆保険制度の精神を貫く助け支え合う心の日本を創って
いく一歩が始まるでしょうか。
私たちは、薬害エイズ被害の救済、これまで誰も経験したことのない未曾有
の被害、医療も生活も未知の領域を常に歩まざるを得ない被害者に、和解後
毎年継続している厚生労働大臣との定期協議の約束事を守らせ、命と生活を
保障するさせるため、その都度新たな施策を必要とする恒久対策を2012年の
キャンバスに描いていきたいと考えています。
一つに、被害者固有の多重合併症のライフスパンを考慮した長期療養の構築
です。長期療養の班も新たな班に刷新したところで、実践的な活動として参
加していきます。
二つ目、被害者遺族の新たな視点からの聞き取り調査で、HABATAKIとの接点
を継続していきます。
三つ目、HIV医療と生活圏での地域医療を構築する方向を強めていく上で、
歯科や透析クリニックなどのネットワークなどを期待しているところで、医
療者から「風評被害」を恐れるとの時代錯誤の診療拒否がどうどうと言われ
るところを是正する構図をエイズ予防指針の見直しでしっかり反映させたい
と考えています。
四つ目、血友病の根治を目指した取り組み、患者・家族の当事者視点からの
支援構築をさらに進めていきます。
医療・科学の進歩はスピードをさらに速めています。薬害再発防止でも、不
安を与えないようにと物事の発火をもみ消そうとすることで、あるいは消極
的対応で取り返しのつかない問題、また早くに受けられる利益を損なってき
たことはこれまでに薬害発生や健康被害などで明らかです。原発の事実隠蔽
もそうでした。
HABATAKIは新しい情報を提供したり、不安を覚える事象に対する先手を打つ
提言を積極的に行っていきます。
今年も、職員一同、感覚を鋭敏にして、みなさまのお役にたてる取り組みを
積極的に展開してまいります。
みなさまのご多幸をお祈り申し上げますとともに、
HABATAKIへのご支援をよろしくお願い申し上げます。
2012年1月1日
社会福祉法人はばたき福祉事業団 理事長 大平勝美
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