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≪ 厚労省 田辺三菱の新しい作用機序を持つHCV治療薬「テラビック錠」了承≫

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  • 2011.8.26

≪厚労省薬食審第二部会 優先審査項目の 田辺三菱の新しい作用機序を持つ
                   HCV治療薬「テラビック錠」了承≫

 8月26日の厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会では、田辺三菱製薬
のC型慢性肝炎治療薬「テラビック錠250㎎」(一般名=テラプレビル)の製
造販売承認の可否などの審議をし、いずれも承認が了承された。
 
 テラビックは、C型肝炎ウイルス(HCV)の増殖を抑制する経口治療薬。
 新有効成分のテラプレビルを含有し、HCVの複製に関与するNS3-4A
セリンプロティアーゼを阻害する新しい作用機序を持つ。
 現在の(HCVに対する)標準療法はペグインターフェロンとリバビリンの
48週間併用療法だが、テラビックを加えた3剤併用療法で治療期間の短縮が
確認されている。厚生労働省医薬食品局審査管理課は「投与期間の短縮という
観点からも高い有効性が期待されてる。」としている。
 市販後調査と全例調査が付いた。2011年5月に米国で承認済み。

備考から
 セログループ1(ジェノタイプI〈1a〉又はⅡ〈1b〉のC型慢性肝炎における
次のいずれかのウイルス血症の改善、(1)血中 HCV RNA 量が高値の未治療患
者、(2)インターフェロン製剤の単独療法、又はリバビリンとの併用療法で
無効又は再熱となった患者を効能・効果とする新有効成分含有医薬品。

  (平成23年8月26日付 「日刊薬業」より)

※ようやくHCVのプロティアーゼインヒビターが日本でも認められた。

ペグインターフェロンとリバビリンとの併用だが、ペグインターフェロンα-2aとかも

併用の選択で、より治療効果の向上など、有効性を上げる試みも必要では。

また、より簡便な治療法開発を患者は望む。命の時間との勝負にどんどん参戦

してほしい。今回には、C型代償性肝硬変が効能・効果に入っているのか?

もし入っていないとしたら、早急に追加しないと、薬害HIV感染被害者の救済に

手が届かない。

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