[ インターフェロン フリーのC型肝炎(ジェノタイプ1a)治療の経口薬、厚労省が承認 ]
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- 2014.6.27
[ 厚労省薬・食品審議会医薬品第二部会は6月25日、
INF フリーのC型肝炎治療薬 併用使用する二つ
の経口剤(ダクタルインザ錠60㎎・スンベプラカプセル
錠100㎎:ブリストル・マイヤーズ)を承認 ]
厚生労働省・医薬品第二部会は6月25日の審議(優先審査)で、
セログループ1(ジェノタイプ1)のC型慢性肝炎又はC型代償
性肝硬変における「インターフェロン(INF)を含む治療法に
不適格の未治療あるいは不耐容の患者」又は「INFを含む治療
法で無効になった患者」のウイルス血症の改善を効能・効果とす
る新有効成分含有医薬品の『ダクタルインザ錠60㎎』『スンベプ
ラカプセル錠100㎎』(ブリストル・マイヤーズ)承認を了承した。
※INF治療で効果を生じなかった患者や、副作用を恐れ治療
に踏み切れなかった患者も、期待できる経口剤のみの治療法に参
加する人が増えるのではないか。
そのためにも、検査を積極的に受けて、的確な治療を行い、C型
肝炎による病状悪化を防いでほしい。
なお、日本ではINF治療が効きにくいジェノタイプ1b型
が70-85%を占めているともいわれている。
ただし、血友病患者では1a型が多い。これは血友病患者が一般
的な輸血治療後にC型肝炎に多くの患者が罹患する原因となった
非加熱濃縮凝固因子製剤の輸入元であるアメリカでは1a型が最
も多いことに由来しているとされている。
C型肝炎は、以前、非A非B型肝炎と称されていた。
U.S. Preventive Services Task Forceは、1945~1965年生れの
すべてのアメリカ人に対してC型肝炎スクリーニングを推奨するこ
ととしているとされている。
(ウィキペディア フリー百科事典「C型肝炎」のページ参照)