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「患者さんのための講座(1)C型肝炎治療法の進歩と展望」が開催されました

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  • 2013.10.31
10月5日(土)午後3時から、フクラシア浜松町で「患者さんのための講座(1)C型肝炎治療法の進歩と展望」が行われました。この講演会は「血液凝固因子製剤によるHIV感染被害者の長期療養体制の整備に関する患者参加型研究」が主催で行ったもので、研究班の先生から3本のご講演がありました。なお、各先生方のご厚意により、当日の講演資料をPDFでダウンロードできますので、ぜひご覧ください。
 

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●講演1「C型肝炎の治療‐現状と今後‐」
四柳 宏 先生(東京大学医学部附属病院感染症内科 准教授)
 
 
四柳先生からは、HIV/HCVの重複感染についての情報提供がありました。HIVに感染しているとC型肝炎の線維化を早め、ペグリバビリンの治療効果も低下するとのことでした。治療薬については、今後インターフェロンを使用せず、経口薬のみでの治療ができるようになるとのことでした。
 
 
 
 

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●講演2「テラプレビル併用療法の治療成績と今後の課題」
三田 英治 先生(国立病院機構大阪医療センター消化器科 科長)
 
 
三田先生からは、テラプレビルとシメプレビルについての情報提供がありました。最近使われるようになったテラプレビルは副作用として腎機能や皮膚に障害が出るのですが、今後新しく登場するシメプレビルはそうした副作用がなく、治療効果も高いとのことでした。またジェノタイプ3の患者への治療が今後の課題とのことでした。
 
 
 
 

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●講演3「血友病包括医療の状況と肝専門医との連携の重要性」

潟永 博之 先生(国立国際医療研究センター病院 エイズ治療・研究開発センター 治療開発室長)

 
 
潟永先生からは、さまざまな合併症についての講演がありました。最近循環器が悪い患者が増えています。しかし、被害者は関節障害等により活動量が少ないため自覚症状がないので、気づかないまま悪化させていることがあるとのことでした。被害者の場合、さまざまな疾患が複雑に絡み合っており、また合併症もありますので、一筋縄な治療ではありません。そういう意味でも、全体を診てもらえる血友病包括外来をぜひ受診してみてください。

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