第5回はばたきミニコンサートのご参加 ご来場 ありがとうございました。
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- 2015.11.11
2015年10月24日 東京汐留ホールで、「第5回はばたきミニコンサート」を開催いたしました。おかげさまで、定員80人のホール満席で、補助椅子を出しても立ち見の方が出るくらいの賛助会員、一般の方々に来ていただけました。汐留ホールは小さいながらも音響効果が良く、ボランティア出演の方々の素敵な演奏や歌声がより素敵にホールに響きました。
プログラムは、まず伊藤雅治さん(元厚労省医政局長・現全国訪問看護事業協)の「シャンソン」でした。伊藤さんは、初回からの出演していただいていて、シャンソン歌手リリ・レイ先生の教室の生徒会長も務めてらおられるそうです。今回は「枯葉に寄せて」と「夜のメロディー」の2曲を歌いあげました。出演するたびに上達している伊藤さんですが、今回はこれまでより声量が大きく、迫力のある歌声でした。
続いて恒例の「みんなで合唱」を、薬害被害者である指揮者の指導の下、「青い山脈」「浜辺の歌」「紅葉」を来場者全員で歌いました。今回の来場者は若い方も多く、最初に歌った「青い山脈」を知らない方もおりましたが、指揮者の方のユーモアを交えた指導のおかげで、3曲歌うことが出来ました。
第1部の最後は、水口真寿美さん(弁護士、東京HIV訴訟弁護団副団長)の「歌曲」。このコンサートは「年に1回緊張する場」と仰っていた水口さんですが、伊藤さん同様、出演のたびに上達し、今回は情感をたっぷりこめて「アニー・ローリー」「口づけ」の2曲を歌い上げました。
休憩をはさんで、伊藤さん、大平理事長、そして厚生労働省の前医薬品副作用被害対策室室長の岡本さんを交えてのトークを行い、訪問看護ステーションと連携した訪問相談など「被害者の長期療養第二弾」をテーマに、意見交換を行いました。岡本さんからは、医療だけではなく福祉、介護等のサービスとどの様に結び付けていくかが課題であること、伊藤さんからは、ACCをはじめ、医療機関のコーディネーターナースがその役割を担う存在として重要であることが語られました。
その後、今回新たにこのコンサートの出演者に加わった二人が演奏しました。まずは、原田元気さん((株)アクセライト)の「ファゴット」。原田さんは、プログラマーとして活躍する傍ら、週末はオーケストラ等でファゴットを演奏する日々を送っている方で、「イパネマの娘」「バッハ 無伴奏チェロ組曲第一番より プレリュード」「ロマンス ニ短調 作品62」の3曲を演奏しました。誰もが耳にしたことのある有名な曲から難度の高い曲まで演奏し、その合間には軽妙なトークで来場者を楽しませてくれました。最後の「ロマンス」は、メガネがずり落ちるほどの熱演でした。
そして、今回のトリを務めたのは、チョウ・チョンヤオ(東大農学生命科学研究科博士課程2年)さんの「ピアノ」。チョウさんは台湾からの留学生で、東大で次世代エネルギーの研究をしている大学院生です。会場には、チョウさんの応援に駆け付けた留学生の姿も見られました。原田さんのファゴットの伴奏の他、「ベートーヴェン ピアノソナタ第17番 第1楽章」「リスト パガニーニによる大練習曲 第3番 ラ・カンパネッラ」の3曲を演奏、今回最も演奏曲目が多く、大活躍でした。
また、新潟在住の賛助会員の方から、本日会場に来られないということで、昨年に続いて来場者の方にお菓子のプレゼントがありました。この場をお借りして、お礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
このミニコンサートは、誰でも参加できるアットホームなコンサートです。今後も新たなアマチュア演奏家を迎えて続けていきたいと思います。次回もお楽しみにしていてください。