◇「JT創製のインテグラーゼ阻害剤(エルビテグラビル)を含む抗HIV薬(配合剤 1日1回1錠服用)を国内承認申請」
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- 2012.12.12
【 「JT 自社創製品を国内初申請 抗HIV薬配合剤」 】
日本たばこ産業(JT)は12月6日、自社創製の抗HIV薬「JTK-303」
(一般名=エルビテグラビル)を含む配合剤について、同日付で国内で申請したと発表。
国内で自社創製品を申請するのは初めて。承認取得後は、鳥居薬品が販売する。
同配合剤は、JTが創製したインテグラーゼ阻害剤エルビテグラビル、ヌクレオシド
系逆転写阻害剤「エムトリバ」と同「ビリアード」、エルビテグラビルの血中濃度を上昇
させるコビシスタット(一般名)の4成分の配合錠。国内では稀少疾病用医薬品に指定さ
れている。
HIV感染症の治療では多剤併用療法が行われているが、同配合剤では1日1回1錠の
服用で済むため、患者の負担軽減と服薬コンプライアンスの向上が期待できるという。
(平成24年12月7日付 「日刊薬業」より)
※既に米国では本年8月に承認取得をしており、日本での承認申請が出させれば抗HIV
薬の承認は薬害HIV裁判の恒久対策事項に則り迅速承認されるはず。 服薬し続けな
ければならないHIV感染症患者にとって1日1回1錠の薬の供給は歓迎だ。