『 第9回はばたきメモリアルコンサート ご来場ありがとうございました 』
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- 2013.3. 8
『第9回はばたきメモリアルコンサート ご来場ありがとうございました』
第9回はばたきメモリアルコンサート(3月5日) 多数のご来場をいただ
き、ありがとうございました。
コンサートのはじめに、はばたき福祉事業団から被害者の現状報告を
理事長の大平勝美からおこないました。
今年のコンサートでは、松崎ホルンとして有名なホルン奏者 松崎裕さん、
今年の新人演奏家 福士マリ子さんのファゴットという管楽器が、津田ホール
に鳴り響きました。
もちろん、はばたきメモリアルコンサートの看板の「やすらぎの翼」が、
モルゴーア・クァルテットの小野富士さん、藤森亮一さん、荒井英治さんが
初演以来9回目の演奏を担当していただきました。
迫田朋子さんの被害者の聞き取りをした詩の朗読も9回となり、今回は九
州在住の被害者が血友病・薬害HIVと闘い昨年死亡した50年の生涯を詩として、
作曲家の池辺晋一郎さんの即興の伴奏をいただきながら朗読されました。
彼のご両親、妹さんも九州から来られ、あらためて迫田さんの朗読を客席で
聞き入っていました。
多様な楽器の演奏にいつも新たな感動を覚え、また、心を打つ朗読と、毎
年楽しみに来られる方たちが増えています。
最後のアンコールは、エルガーの「愛の挨拶」。演奏者全員がそれぞれの
楽器を奏でての、この機会のみの貴重な演奏です。
これからも、薬害エイズの被害を音楽を通じて、当事者や演奏家の皆さん
の思いも込めて津田ホールより遍く広がっていくことをめざしています。
来年は、第10回目のメモリアルコンサートです。平成26年3月5日開
催の予定です。