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≪潜在的な薬の健康被害温床、個人輸入に本気な規制検討するか≫

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  • 2011.8.23


 「厚労省、薬の個人輸入への対策強化、本気で検討か? 」

薬事法の規制外となっている、個人輸入について、国が責任を持って
輸出入の出入りをチェックし、国民の健康被害が起きないようにすべき
との、指摘が何回も上がっていたが、無視していた。
日本は偽造薬への対応だけでなく、医薬品に近い健康食品や美容用の薬
用品など、あまりに多くの個人輸入がなされているが、米国では国内輸
入に対しての厳しい規制がある。日本はまったくノーチェックのような
もので、当然自己責任で救済策なども何にもない。
国内のインターネット販売については規制規制と時代錯誤で合理的な規
制法もできず、輸入についてはまったく無策で、薬害を防げるどころか
潜在的な薬害(副作用)を蔓延させていく。お題目だけでなく、時代に
に即応し、将来を想定した先見性を持った薬事法にすべきだ。
下記の「朝日新聞朝刊」1面記事を見て、本当にやる気にさせる圧力が
必要と考える。

≪ 薬 個人輸入ご注意 ≫
 厚労省初調査 服用者13%、副作用被害
「インターネットのサイトなどから個人輸入した薬をのんだ人の1割に
意識障害や血圧上昇などの副作用が起きていることが、厚生労働省研究
班の初の調査で分かった。こうした薬の中には、有効成分の量を多いな
どの偽造品も多いが、個人で輸入して使うことは薬事法で規制されない。
厚労省は対策強化の検討を始めた。

 厚労省の部会では、個人使用の場合でも副作用を報告する仕組み作り
や、広告やネットの監視強化などを求める意見が出ており、同省は年内
にも規制強化策をまとめる。
 厚生労働省研究班・主任研究者の木村和子金沢大学教授は「一般の人
が、国境を越えネットで薬を買う行為は薬事法の規制の枠外であること
が、偽造薬が出回る温床になっている。国際的な取り締まりの仕組み作
りも必要」と話す。」
(平成23年8月23日付 「朝日新聞 朝刊」より)

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