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はばたき福祉事業団に厚生労働省のインターン生が来訪しました

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  • 2018.8.30
8月28日(火)に厚生労働省医薬品副作用被害対策室の職員の方々が、はばたきの事務所を訪れました。これは、厚生労働省のインターンシップのプログラムの一環で、インターンの学生が患者団体の活動を学ぶもので、大学院生1名がインターンとして来られました。また安中健室長をはじめ職員5名も一緒に参加しました。

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まず、薬害エイズ事件の概略と現在の被害者の現在の状況などについて、柿沼事務局長から説明がありました。差別偏見により医療を受けられなかったり、社会から孤立し就労や結婚もあきらめたりと、インターン生や副対室の若手職員には初めて聞く被害者の話も多くありました。また、被害患者の最も多い年代は40代ですが、医療や生活上の課題が複雑に絡まりあったこの世代の長期療養を行政としてどう取り組んでいくかについて学ぶ機会になったと思います。
 
続いて、はばたき福祉事業団の事務所見学を行いました。まず4階ライブラリーを見学しました。薬害エイズ裁判に関する資料や数十年前の血友病患者会の会報など、貴重な資料を見ていただきました。5階事務所はふだんはばたきスタッフが電話相談や訪問相談、発送など様々な作業をするところで、日頃の業務を見学していただきました。6階は被害者が利用できるスペースとなっており、明るく開放的な空間で、定期的に勉強会や遺族相互支援事業で活用しています。現在は日本慢性疾患セルフマネジメント協会が一時的に事務所として使っており、被害者でもある協会の事務局長とお話をしました。

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最後に全員で写真撮影をして終了しました。インターンの学生は薬害エイズ裁判が和解した年に生まれたそうです。行政担当者や医療者も薬害エイズ事件をまったく知らない、若い世代が増えていく中、薬害エイズ事件の被害と直接話をする機会はとても重要ですので、今後も関わっていきたいと思います。
 
最後にインターン生からのコメントを紹介いたします。
 
「この度は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。薬害エイズの和解がなされて20年以上たってもなお、健康的にも社会的にも、苦労の多い生活をされている方がいることを知りました。事件や、病気について理解し、国や社会全体で支えていくことが大切であると感じました。」
 

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