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[薬害エイズ裁判和解21周年記念集会から 被告企業、旧トラベノール(現シャイアー子会社バクスアルタ)からの献花が消えた]

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  • 2017.4. 4
❛薬害エイズ裁判和解21周年記念集会から 外資の姿勢をかいま見る❜
 
『薬害エイズ裁判被告企業、旧トラベノール(現シャイアー
 
子会社バクスアルタ)からの献花が消えた』
 
 
風化させ、薬害エイズ被告企業という名を消し去るためか
 
 
※この記事については、その後判明した事実がありますので、こちらもお読みください。
 
 
昨年20周年記念集会は、厚生労働大臣の出席もあり、300人を超え
 
準備した会場に入りきれないくらいの参加者だった。和解から20年と
 
いう節目でもあり、行政、医療はもとより、被害者や一般支援者等も多
 
数参加した。中でも製薬関係者では被告製薬企業で国産血液製剤を数社
 
がある年から継続して参加している。
 
今年はさすがに昨年とは違うと考え、以前から使用していた100人規
 
模の会場を用意したが、今年もその予想を超えて会場に入りきれない
 
130人以上の参加者が来てくださった。医療者も北海道旭川医大から
 
も来てくださり、沖縄、九州、中国、近畿、中部、甲信越、東北、北海
 
道と各地から被害者、一般の方、マスコミ、医療、製薬関係者などより
 
多彩な方々が目について。きっと針の筵の上に座る心持だったと思う化
 
血研の理事長らも献花された。
 
 
ところが、被告企業の姿勢に一部変化が現れた。被告企業は和解記念集
 
会開催時から、毎年大きなスタンド花で献花を捧げてくれていた。被告
 
企業側が言う「5社もの」として、私達も彼らの弔意のしるしとして5
 
社揃えて会場に飾っていた。しかし、今年の記念集会では、献花のスタ
 
ンド花は4社になった。旧トラベノール(バクスターに社名変更、バク
 
スアルタに分社化、シャイアーに吸収合併)がなくなった。近年、5社
 
ものから遠のいた独自の対応を取ろうとしてきたバクスター、そして後
 
のバクスアルタ。被告企業としての自覚、反省は継承されていかないの
 
か。
 
化血研の不正問題で、厚生労働省は制裁として企業譲渡案を早くに打ち
 
出していたが、株式会社の吸収合併、外資が絡む企業・組織は日本国民
 
に対する責任感の希薄さを体験する被害者から見ると、当然避けてもら
 
いたい条件に挙げられる。
 
被害患者の中から、会場に並ぶ献花の姿を見て現シャイアーの扱う製品
 
をボイコットをと声が上がったのは当然だと考える。
 
flower_19th.jpg flower_20th.jpg flower_21th.jpg  
 
左から19周年、20周年、21周年の被告企業による献花
 バクスターは数年前から独自に献花をするようになったが、
 21周年となった今回は献花自体がなくなり、
 会場にはバクスアルタを除く被告4社のみの献花が飾られた。
 
 

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