最年少被害者の生活日記帳から 第18回「大冒険!新婚旅行!(準備編)」
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- 2012.6.22
2012年6月22日
大冒険!新婚旅行!(準備編)
もう半年以上前の話になってしまいましたが、昨年の9月に新婚旅行に行きました。
南米ベネズエラ&ペルー。10日間の旅です。
行き先の決め手は「普段の休みでは行けない場所」「自然の中で景色を見たり体を動かしたりが大好き」
という2人の意見が一致したのが南米だったからです。
当初は、2人ともスキーが好きなので、チリの山にすごい雪山があるという情報を聞き、
チリ旅行を検討をし始めました。ただ、調べてみると日本で手配しているチリの
スキーツアーはなかなか見つからず断念。(2人とも海外旅行経験がほとんど無く、
英語が通じるか分からない南米で自分で手配する自信が無かったので。。。)
チリが無理なら同じ南米で、、、ということで探していたところ、偶然TVでベネズエラの
エンジェルフォールが映り、これだ!!ということでベネズエラツアーを探しました。
そしてせっかくなら世界遺産マチュピチュもということでベネズエラ&ペルーの欲張りツアーに決定しました。
ツアーといっても、日程と交通手段・現地ガイドの手配をしてくれるだけで、行動は基本的に僕と嫁さんの
2人だけ。せっかく海外に行くのでなるべく他の日本人には会いたくないですもんね(笑)
行き先が決まったところで早速準備です。
やはり気になったのは健康のこと、薬や注射のことでした。
①現地の空港で大量の飲み薬や注射を指摘された場合どう説明すればよいか。
②HIVの方はCD4も安定しているため薬さえ飲み忘れなければ問題ないですが、旅行先でもし怪我
や出血をして自分で注射が打てない場合どうお願いすればよいか。
③万が一予定通り帰国できない事態になったらどうするか。
そこで病院で相談してみたところ、注射についての説明書きを英語で作成していただけることになりました。
飲み薬については空港で止められることはほとんど無いということでその言葉を信じて、、、。
①はこれで解決。病気の説明も含めて丁寧な説明を書いていただいたので②についてもその
説明書きがあればなんとかなりそう。
あとは③帰国できない事態になっても大丈夫なようにできるだけ大量の飲み薬、大量の注射、
そして書いてもらった説明書きをバッグに詰め込んでいくだけです。これで薬関係はOK。
その他健康についての準備では、現地で病気にかからない対策として予防接種を受けました。
国立国際医療センターにあるトラベルセンターで相談したところ、今回の旅行先で必要な予防接種
は「破傷風」と「A型肝炎」ということで、2種類の予防接種を受けました。
南米は地域によっては黄熱病も必要らしいですが、今回は不要とのことで予防接種は無し。
但し、南米の蚊は刺されると日本の蚊よりも腫れるらしく、僕は普段から蚊にさされると腫れやすい体質
(病気のせいではない??)なので防虫成分の強いディートという成分をなるべく多く含んだ虫除けを
もって行くことにしました。その他、風邪薬やシップ等も忘れずに。
健康管理の準備が整ったところで、後は楽しい旅行の準備。
現地ではジャングルを歩いたり、山に登ったりとアクティブな予定が満載なので、トレッキングシューズ
や伸縮ポール(杖)、カッパ、水着など遊びの荷物も大量です。
そんなこんなで大量の荷物を準備して、やっと出発準備完了!
あとはワクワクしながら出発の日を待つのみです。
こう振り返ると、旅行に行く決心がついたのも、予防接種を受けられたのもそれまでの体調の管理、CD4の維持
ができていたおかげですね。普段の健康管理の大切さを改めて実感しました。
次回は「波乱の出発編!」です。お楽しみに~