「はばたきメモリアルコンサート(4月21日 午後7時開演)、第13回目の会場 銀座・王子ホールに満員に近いご来場者をお迎えできました。心より感謝申し上げます」
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- 2017.4.24
[第13回はばたきメモリアルコンサート(4月21日 午後7時開演)、銀座・
王子ホールほぼ満席に近い来場者を迎えることができました。ご来場いただいた方々
やご支援いただいた皆様に心より感謝申し上げます]
はばたきメモリアルコンサートは今年は、銀座の中心に位置する王子ホールで開催しました。
おかげさまで、13回目となります。会場はほぼ満席状態となり、スタッフは感激していました。
開催ハンドベルが鳴り、主催者を代表して、はばたき福祉事業団理事長 大平勝美より挨拶をし
ました。被害者1384人のうち、つい最近亡くなった1人を加え701人が薬害エイズ被害の
犠牲になっていることが明らかにしました。しかし、被害者救済をさらに密に進めることで、
一人でも多くの被害者が命を大切に生き抜いていけるように支援していくことを、はばたき福祉
事業団としての決意を述べました。
その夜のコンサート、新しく、ヴァイオリンの神谷未穂さん、トランペットが守岡未央さんが
加わり、初演以来出演して下さっているチェロの藤森亮一さん、ピアノの石岡久乃さんらが、総
合音楽監督の池辺晋一郎先生の多彩なプログラムを演奏していただきました。なかでも、池辺先生
の作曲された「ストラータⅧ~ヴァイオリンとチェロのために」を神谷さんと藤森さんの才気溢れ
る気迫で最高の演奏を届けてくださいました。はばたきメモリアルコンサートならではの迫田朋子
さんの詩の朗読、合わせて池辺先生のピアノ即興、迫田さんが直接伺った被害者遺族の思いを詩に
した朗読でした。被害者遺族が心を込めて育てたリンゴ、そのリンゴを同じ境遇の遺族に送る思い、
リンゴが伝える感触がわかるくらいの温度間のある朗読でした。
最後のアンコール曲は演奏者全員が出演してのメンデルスゾーン「歌の翼に 金井勇編曲」でし
た。
会場は一般ご来場者の方々はもちろん、メモリアルコンサート常連の方々、被害者やこれまで
お世話になっている関係者のみなさまも大勢駆け付けてくださり、満席に近い状況となりました。
遠くは青森、四国からも来てくださり、はばたき福祉事業団のメモリアルコンサートならではの
身近でアットホームな心地を感じていただけたかと思います。
ご来場、ご支援、スタッフ一同 心より御礼申し上げます。
また、当日ご来場いただいた方々から、77,346円ものご寄附を頂戴いたしました。
ご寄附を頂いた方々には、感謝の気持ちとして、被害者遺族が作った手作りのグッズを
おくらせていただきました。頂戴いたしましたご寄附は、被害者の長期療養支援等のために
使わせていただきます。本当にありがとうございました。
来年も4月開催の予定です。また、お会いいたしましょう。