薬害エイズ事件に関する書籍「薬害エイズで逝った兄弟:12歳・命の輝き」復刊版が発売されます
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- 2017.5. 2
薬害エイズ事件の特徴として、子どもの被害者が多いということが挙げられます。現在も被害患者の7割が30、40代で、感染当時は多くが10代でした。本書は、読売新聞記者が、ともに12歳で亡くなった二人の子どもの遺族を丁寧に取材し、ルポルタージュとしてまとめたものです。子どもが受けた被害、そしてその遺族の闘いと思いを綴った良書です。関心のある方は、ぜひご一読ください。
●薬害エイズで逝った兄弟:12歳・命の輝き(シリーズ・福祉と医療の現場から)
●内容:1980年代、血友病の患者に投与された非加熱血液製剤が、HIVへの感染を招いた「薬害エイズ」問題。この薬害エイズにより、ともに12歳で亡くなった二人の兄弟がいた。当時、二人の遺族に取材したルポルタージュの復刊。2016年には、遺族・被害者と国・製薬会社の裁判の和解が成立してから20年の節目をむかえた。この20年で薬害はどのような歩みをたどったのか、悲劇を繰り返さないためにはどうすればよいか、考えるきっかけとしてほしい。