最年少被害者の生活日記帳から 第3回 「普通の生活?」
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- 2011.10.31
2004年10月8日
普通の生活?
9月30日に僕の大好きなアーティスト「YUKI」のライブに行ってきました。場所はお台場のZeppTokyo!会場は大盛り上がり、ずっと叫びっぱなし跳びっぱなしで大興奮O(^O^)O楽しかった~!!マジで最高!!!
おかげで次の日からちょっとばかし膝が痛くなっちゃったんですけどね(^_^;
僕は今のところ関節なども特に大きな問題は無く、普通の生活ができています。血友病とかHIVって特殊な病気かもしれないけど、ちょっと気をつけていれば案外普通ですよね。っていうか普通です。
見た目ではわからないし、大学にも他の人と変わりなく毎日楽しく通っています。無理をしなければスポーツもできます。ライブにだって行けます。
病気のことを知らない人が見たら、普通の人と変わらないと思います。
普通普通って言ってるけど、普通って何だろう?
実は先日、40度ぐらいの熱がでてしまって、学校を1日休んでしまいました。
以前から、時々原因不明の高熱が出ることはあったので、特に気にすることもなく次の日から学校に行きました。その日の帰り道、「大丈夫か?お前そんな頻繁に体調悪くなって就職してからどうすんの?」
と僕の病気のことを知っている友達が心配して話しかけてきました。
僕はいつも通り、
「最近忙しかったからかなぁ?でもまぁなんとかなるっしょ(笑)」
と半分ふざけて応えました。するとその友達から、
「お前なぁ、俺ら以上に体調管理しっかりせなあかんやろ!忙しいのもいいけどセーブする時はセーブしろよ!」
と怒られてしまいました。
その言葉を聞いて、本当に心配してくれているんだと少し嬉しかったのですが、反省もしました。
その友達の言う通りなんですよね。普通に生活をするということは、無理をするということでもなく、何もしないことでもない。体調管理をしっかりして、毎日楽しく生活するということなんですよね。
僕は、自分が病気だからという理由で、自分の生活や人生を制限したくないと思っています。自分のやりたいことをやって、自分の好きなように気楽に生きていたいと思っています。
そのためには、体調管理は重要で、それは病気があってもなくてもみんな同じだと思います。無理をして体調を崩してしまっては、好きなこともできなくなってしまいますからね。
常に自分の体と相談しながら、病気なんかに負けない「普通」の生活をしていこうと改めて感じました。
無理せず楽しく、自分らしい生き方をしていこう。 今までも、そしてこれからも…
最年少被害者の生活日記帳から 第2回 「今日も明日も、薬、クスリ、苦スリ・・・」
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