2009年、1ヶ月の高額医療費、1から9番目まで血友病患者
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- 2010.9.16
【血友病】
≪健保連 1000万以上レセプト、過去最高の155件≫
健保連は9月10日、2009年度の「高額医療給付に関する交付金交付事業」に申請された医療費について、1ヶ月の医療費が1000万円以上となったレセプトが過去最大の155件に上ったと発表した。
2000万円以上は26件、500万円以上は3544件で、いずれも過去最大。
1ヶ月の医療費が最も高かったのは、血友病患者の3828万620円。
医療費が高い順に9番目までは血友病患者で、
10から12番目はは高フェニールアラニン血症の患者。
いずれかの病気の患者で22番目までを占める。
前年度と比較すると40万円超100万円未満のレセプトは3.4%減の9万8295件。100万円以上200万円未満は7.4%増の15万234件、200万円以上500万円未満は5.9%増の3万8954件、500万円以上は9.8%増の3544件。100万円を境に件数の増減が分かれている状況にある。
※当該血友病の高額医療費はインヒビター治療の患者といわれる。
インヒビターを生じた患者の治療や生活上の困難さは別の難病ともいえるくらいに大変厳しい。
そこへ高額の医療費という負担(公費助成制度の枠で対処できるが、手術など大量に必要な場合の査定や病院や地域によって使用しづらいところがある)などを考えると、薬価を下げる、薬価の低い国産製剤の開発を急務として促進する、インヒビターを直す治療法や生じさせない治療法の研究を促進させる、血友病の根治を目指した治療の研究促進を更に進めるなど、患者・家族の負担を軽減する研究に国が力を入れることで将来的医療費の工学科を減少させる長期研究が必要だ。