◇はばたき血友病情報(社会と生活) 「フィンランド血友病協会を紹介します1」
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- 2011.9.28
2011年9月21日(水) フィンランド血友病協会を訪問しました。
事務所はヘルシンキ市内にあり、会長をはじめ患者さん4名、秘書さんの6名があたたかく出迎えてくれました。
まずはじめにフインランド血友病協会(SHY)の紹介をしていただきました。
会員
*約800人(2011年9月現在)
*出血疾患患者、親類/家族、医師、医療従事者、製薬会社および団体
*全フインランドにわたる出血疾患患者会は1969年に創設。
*患者会会員のほとんど多くが血友病A、Bあるいはフォンヴィレブランド病を罹患している。
組織
理事会
*会長/議長、副会長/副議長6人の理事役員、全員が任意で働いている
*理事役員の1人以上は医師である。
*理事会は患者と家族を代表している。
施設
*協会は有給の職員1人を雇っている(秘書)
*ヘルシンキに小さな事務所がある
*定期的な地方組織は有していない。
財源
*スロットマシーン会社より政府支援。(Raha-automaattiydistys, RAY)
*事業や他の会社からの支援
*一部都市からの少額支援
*任意での仕事が重要な役割を担っている
*年間予算は約10万ユーロ
主なフインランド国内の提携先
*ヘルシンキ大学病院凝固疾患診療科
*オートンリハビリテ―ション科/オートン病院(整形外科病院)
*フインランド赤十字血液事業、バクスター社、バイエル社、CLSベーリンガー社、ノボノルデイスクファーマ社、サンカイン社およびスウェーデン・オーファン・ビビトロン社
目的
*包括的な方法で出血疾患患者を援助、患者と家族との繋がりを確立する。
*研究、研究を体系づけ、問題への解決策を示し、出血疾患を対象とした実践適応をおこなう。
*患者と家族の教育活動、リハビリ―テション活動、研修活動を企画する。
*出血疾患に関する知識を普及および他国の血友病団体と協力する。
定期イベント
年次総会(春)、選挙総会(秋)
-医療発表
-出血疾患の治療選択に関する最新ニュース
女性会合
-出血疾患女性患者および保因者に向け
-年長者会合(年配者向け)
地域会員会合 年2回
週末研修/夏会合
-全年齢層の家族および出血疾患コミュニティ向け
他の諸活動
*青年患者や家族用のリハビリテーションコース(現在のところ、資金不足で中断)
*フインランドのさらによい血友病治療を目標、血友病に特化した包括治療や総合医療センター(CCC)モデルを促進
*友人や家族のメーリングリストの提供で、他の患者や家族と簡単に連絡がとれるようにする。
*出血疾患に関する情報や発刊
*患者教育(ヘモフイリア・デー/バクスター社)
*国際交流(WFH,EHC,Nordic)
教育活動
*出血疾患に関するガイドブック
*会員ニュースレター(“Tiiviste”/ ‘Concentrate’)年4回発行
*ウエブページやウエブ討議用フォーラム(www.hemofilia.fi)
*世界血友病連盟(WFH)の全国会員組織(NMO)や欧州血友病協会(EHC)
*ノルウェー血友病団体と連携