[ 世界血友病連盟(WFH)2018大会 はばたき福祉事業団参加者報告 3日目 スコットランド グラスゴー 23.5.2018 ]
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- 2018.5.24
[世界血友病連盟(WFH)2018大会 はばたき福祉事業団参加者報告3日目
スコットランド グラスゴー ]
おはようございます。はばたき福祉事業団研究員の久地井です。
グラスゴーは午前3時です。これからチェックアウトして、中心部から西に約11キロ
離れたグラスゴー国際空港(GLA)に向かい、帰国します。
5月23日のWFH大会ですが、テーマとしては遺伝子治療のセッションが中心に行わ
れました。大ホールでは、ほぼ一日中、根治治療がテーマとなり、基礎研究の進捗と、
一部臨床研究のセッションがありました。
大賑わいで、”根治への扉が開いた(Open the window)"という状況に、多くの参加者
が興奮していました。
複数の研究者が、述べていましたが、根治治療について、さまざまな挑戦が行われてい
ます。WFHのサイトでも、具体的な内容のサマリーやフォローがあるようなので、楽
しみに待ちたいと思います。
ターゲットとなる遺伝部位の特定、修復、効果の持続、安全性などですが、応用範囲が
広く、期待が持てます。
私にとって一番の驚きだったのは、「CD4リカバリー」の研究が進んでいるということで
した。CD4をターゲットに、該当する遺伝部位を特定し、再生産させるという研究です。
衝撃でした。
この研究は日本ではどなたがフォローされているでしょうか。
あわせて今後、進捗をフォローしたいと思いました。
これから、空港に向かいます。WFH2018の国際会議はグラスゴーあげての一大イ
ベントで、病気や障害に対する暖かなまなざしも感じることができました。
写真は、ブキャナンストリートのスナップです。
高級ブランド、ギャラリーなどが立ち並ぶエリアで、日本で言うと銀座4丁目の歩行者
天国のようなイメージです。
WFHの旗が立ち並んでいました。日本でも、このような風景が見れるといいですね。
久地井寿哉 23.5.2018 スコットランド グラスゴーから