[ 薬害エイズ裁判 和解19周年記念集会、3月28日開催 みなさまのご参加をお待ちしています ]
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- 2015.3. 5
『 薬害エイズ裁判 和解19周年記念集会 3月28日(土曜日) 』
提訴から26年、薬害エイズ事件を訴え続けて!
●日時:平成27年3月28日(土) 14:00~16:00
●会場:ステーションコンファレンス東京 503CD
千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー5階
●プログラム(予定)
黙祷
献花
来賓挨拶
被害者の発言
主催者挨拶
●主 催:東京HIV訴訟原告団/弁護団
大阪HIV訴訟原告団/弁護団
●事務局:社会福祉法人はばたき福祉事業団
私たち東京/大阪HIV訴訟原告団・弁護団は、日本の血友病患者を襲った未曾有の薬害事件の被害者の現状を広く社会に報告し、この深刻な被害を語り継ぎ、そして亡くなられた被害者を追悼するために、「薬害エイズ裁判和解記念集会」を毎年開催しています。
本年は和解からすでに19年になりますが、被害者にとって、HIVによる合併症等の患者の病状の悪化は年を追うごとに深刻になり、また最愛の家族を失った被害者遺族の悲しみや喪失感は癒えることはありません。また、それらを抱えながら被害者全体は今後も生き続けていかなければなりません。平成27年2月末現在提訴被害者1,384人の内、691人が亡くなっています。新たな遺族を含め、毎年献花を遺族の方々におくられています。なお、被害患者については、多重な病気を抱え懸命に生き抜いていく患者の命を救い守り続けるため、大臣に強く要望し被害者に特化した長期療養のための研究班が5年前からつくられています。
被害者の大多数がHIV/HCVに重複感染していますが、重複感染は肝臓の悪化が急速に進み、30、40代で肝硬変、肝がんへと進行していきます。この10年余り、被害者の多くは肝疾患が原因で亡くなりました。こうした状況に対して6年前に長崎大学中心に研究班が立ち上げられ、脳死肝移植という被害者を救う新たな道筋が作られました。今後もこの研究班が続き、肝硬変等の重篤化傾向の患者へのサポートや、移植対象になる患者の臓器い即ネットワークへの登録から移植・移植施設へのサポートを行っています。昨年、初めて被害者の脳死肝移植が実施され、成功しました。今回の集会では、脳死肝移植を受けて新たな時代を生き抜く被害者が自らの体験を語ります。