第９回はばたきメモリアルコンサート  ご来場ありがとうございました

第９回はばたきメモリアルコンサート（３月５日）、 多数のご来場をいただ

きました。

　
　　コンサートのはじめに、はばたき福祉事業団から被害者の現状報告と

コンサート開催の趣旨などを、理事長の大平勝美からおこないました。

 

 

 

 

 

 

　今年のコンサートでは、松崎ホルンとして有名なホルン奏者 松崎裕さん、

今年の新人演奏家 福士マリ子さんのファゴットという管楽器が、津田ホール

に鳴り響きました。

　　

　もちろん、はばたきメモリアルコンサートの看板の「やすらぎの翼」が、

モルゴーア・クァルテットの小野富士さん、藤森亮一さん、荒井英治さんが

初演以来９回目の演奏を担当していただきました。

 

 

 

 

 

 

　迫田朋子さんの被害者の聞き取りをした詩の朗読も９回となり、今回は九

州在住の被害者が血友病・薬害HIVと闘い昨年死亡した50年の生涯を詩として、

作曲家の池辺晋一郎さんの即興の伴奏をいただきながら朗読されました。

彼のご両親、妹さんも九州から来られ、あらためて迫田さんの朗読を客席で

聞き入っていました。

 

 

 

 

 

 

　多様な楽器の演奏にいつも新たな感動を覚え、また、心を打つ朗読と、毎

年楽しみに来られる方たちが増えています。家族連れ、同僚を誘っての方々

と、初めての方や顔なじみの方、久しぶりにお会いする方など、主催する方

もあらためて熱く心動かされる時間をいただきました。

　最後のアンコールは、エルガーの「愛の挨拶」。演奏者全員がそれぞれの

楽器を奏でての、この機会のみの貴重な演奏でした。

　ご来場くださいました、みなさまに心よりお礼申し上げます。

 

 

 

 

 

 

　なお、ご後援いただきました厚生労働省、日本赤十字社、日本製薬工業

協会様やご支援を頂戴いたしました各法人、団体、個人の方々にお礼申し

上げますとともに、会場でのボランティアをしていただきました、日本赤

十字社の職員の方々、セコム医療システムの社員の方々に感謝を申し上げ

ます。

　これからも、薬害エイズの被害を音楽を通じて、当事者や演奏家の皆さん

の思いも込めて津田ホールより遍く広がっていくことをめざしています。

　来年は、第１０回目のメモリアルコンサートです。

  平成２６年３月５日開催の予定です。

 
※第９回コンサート　ご協力いただきましたアンケート集計・声から

　「最高の演奏家の方々による素晴らしいコンサートでした。最後のアンコ
　ールはこのコンサートにふさわしくアットホームな感じで心にしみました」
　「ファゴット、ホルンなど普段聴けない楽器の音色が聞けた」
　「心を動かされた。自分にとって薬害エイズを考える初日になりました」

　コンサート開催を知ったきっかけは？
　　知人（42%）はばたきからの案内（36%）
　コンサートに来場した理由は？
　　はばたき支援のため（41%）　クラシック音楽が好きだから（29%）
　　薬害エイズに関心があるから（11%）
　コンサートに来た回数は？
　　初めて（50%）2回目（15%）3回目（11%）毎回（11%）
　薬害エイズについて知っていますか？
　　よく知っている・知っている（89%）「だんだん忘れているのに気付いた」
　　知らない・よく知らない（11%）「初めて知りました」
　演奏で良かったのは？
　　ホルン三重奏（20%）詩の朗読＆即興伴奏（16%）ヴィオラとチェロ（15%）
　　ファゴットとピアノ（12%）アンコール（11%）ホルン協奏曲（11%）
　　
　「このようなコンサートがあることを知りませんでした。チケットをこの
　　会場で受け取り初めて知った次第です。次回は私の両手に一人ずつ連れ
　　てきたいと思います。もっともっと広く告知、宣伝ができると良いです
　　ね♪」
　「これからも長く続けてください」「継続してください」
　「私もヴァイオリンを続けている医師として応援しています」