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CSLベーリング、武田薬品工業ら製剤メーカー6社が新型コロナ治療薬開発で提携
2020年4月6日、CSLベーリング社と武田薬品工業株式会社は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の治療薬となり得る血漿分画製剤の開発に関する提携契約を締結し、その提携にBiotest AG社、Bio Products Laboratory (BPL)社、LFB社、Octapharma社の4社が参画したと発表しました。この提携では、新型コロナウイルス感染症から回復し抗体をもつ人から血漿の提供を受け、新型コロナウイルス感染症治療に効果が期待できる高度免疫グロブリン製剤を開発することを目指しています。
コメント
新型コロナウイルスが世界的に拡大する中、企業が迅速に対応し、治療薬開発のための提携をすすめています。今後、新型コロナウイルス感染症から回復し、抗体をもつ人から血漿の提供を受けて治療薬を開発することを目指していますが、日本は、日赤は、このスピードに追いついているのでしょうか。世界の動きに日本が遅れることのないよう、注視していきます。
出典:「グローバルで血漿分画製剤領域をリードする企業による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する高度免疫グロブリン製剤の開発加速を目指した協力体制について」
CSLベーリング株式会社プレスリリース(2020年4月6日)
武田薬品工業株式会社プレスリリース(2020年4月6日)